2013年10月28日
学力テストについて 藤枝市健康福祉大会あいさつ
H25・9・28 藤枝市健康福祉大会あいさつ
彼岸花が咲き揃う秋本番の季節となりました。
本日ここに藤枝市の健康と福祉の充実を牽引する皆様が一同に集い大会が開催されますことを心よりお喜び申し上げます。
さて、静岡県の子どもたちの学力テストについて連日のように論議が交わされています。
先日平均点を上回る学校名、校長名一覧が新聞に発表されて家庭でも話題になったことと思います。みなさまはどのように受けとめたでしょうか。
確かに平均点が高い学校の方がいいし、テストはいい点を取ったほうがいいですよね。しかしそれは校長先生個人が優秀だからでしょうか。担任の先生が優秀だからでしょうか。義務教育は地域の子どもすべてを受け入れるところです。障害がある子どもも、外国籍で日本語がわからない子も希望すればすべての子どもたちに等しく教育を受けさせるところです。塾や私学とは違います。すべての子に応じて学ぶ喜びを持たせ意欲を育みながら学ぶ力を身に付けさせるよう先生たちは日々授業をしています。
数日前、藤枝市内の小規模の小学校の校長先生に聞きました。6年生の女子が謝りに来たそうです。「校長先生ごめんね。私たちのクラスができないもんで先生の名前が載らなくて。」
子どもにこんなことを言わせていいのでしょうか。さらに予想されることは「私たちのクラスには勉強できない**さんがいるから。」となっていくことも考えられます。いじめ・差別につながりかねません。平均点で指導の序列を付けることが続けば、インクルージョン、共に生きる、共生の理念で進めている教育の理念を揺るがすことにもつながりかねません。
幸いなことに 「教育日本一」をかかげているこの藤枝市は、共生の教育も推進しています。特別支援が必要なこどもが学区の学校に通うことができるように、特別支援学級の設置が進んでいます。中学校では10校中5校、小学校は17校中7校、通級も入れれば9校に支援学級ができました。障害がある人もお年寄りも住み慣れた地域で学び生活するという理念の実現に近づける施策です。
子どもやお年寄り、障害者、病気になった人など弱い立場の方々が安心して生活できる社会づくりこそが政治の役割です。
本日ここにお集まりの皆さんが心をひとつにして、差別をなくし、やさしく誰もが住みたくなるまち藤枝をつくっていこうではありませんか。
彼岸花が咲き揃う秋本番の季節となりました。
本日ここに藤枝市の健康と福祉の充実を牽引する皆様が一同に集い大会が開催されますことを心よりお喜び申し上げます。
さて、静岡県の子どもたちの学力テストについて連日のように論議が交わされています。
先日平均点を上回る学校名、校長名一覧が新聞に発表されて家庭でも話題になったことと思います。みなさまはどのように受けとめたでしょうか。
確かに平均点が高い学校の方がいいし、テストはいい点を取ったほうがいいですよね。しかしそれは校長先生個人が優秀だからでしょうか。担任の先生が優秀だからでしょうか。義務教育は地域の子どもすべてを受け入れるところです。障害がある子どもも、外国籍で日本語がわからない子も希望すればすべての子どもたちに等しく教育を受けさせるところです。塾や私学とは違います。すべての子に応じて学ぶ喜びを持たせ意欲を育みながら学ぶ力を身に付けさせるよう先生たちは日々授業をしています。
数日前、藤枝市内の小規模の小学校の校長先生に聞きました。6年生の女子が謝りに来たそうです。「校長先生ごめんね。私たちのクラスができないもんで先生の名前が載らなくて。」
子どもにこんなことを言わせていいのでしょうか。さらに予想されることは「私たちのクラスには勉強できない**さんがいるから。」となっていくことも考えられます。いじめ・差別につながりかねません。平均点で指導の序列を付けることが続けば、インクルージョン、共に生きる、共生の理念で進めている教育の理念を揺るがすことにもつながりかねません。
幸いなことに 「教育日本一」をかかげているこの藤枝市は、共生の教育も推進しています。特別支援が必要なこどもが学区の学校に通うことができるように、特別支援学級の設置が進んでいます。中学校では10校中5校、小学校は17校中7校、通級も入れれば9校に支援学級ができました。障害がある人もお年寄りも住み慣れた地域で学び生活するという理念の実現に近づける施策です。
子どもやお年寄り、障害者、病気になった人など弱い立場の方々が安心して生活できる社会づくりこそが政治の役割です。
本日ここにお集まりの皆さんが心をひとつにして、差別をなくし、やさしく誰もが住みたくなるまち藤枝をつくっていこうではありませんか。