2016年12月22日

心愛へ  トランプショック

トランプ・ショック

アメリカ大統領選の信じられない結果が出ました。選挙戦中の過激な発言はとても大国の大統領にはふさわしくない人物であり、アメリカの国民が彼を選ぶとは想像もつきませんでした。「これは悪い夢を見ているのではないか。」と頬をつねってみたくなります。
 これから世界はどうなってしまうのか、恐怖に近いものを感じるのは私だけでしょうか。
アメリカは格差がたいへん大きい国です。「国民の上位1%が持つ資産は、下位90%が持つ資産の総量より多い」と例えられるように、貧困にあえいでいる子どもや老人にあふれています。
 日本は、国民皆保険制度が整っており、病気になって医者にかかっても治療費は健康保険があるため少ない負担で済みます。 しかしながら、アメリカには国民健康保険制度はありません。民間保険会社の医療保険に任意加入するしかないのです。急病になって救急車で病院に運ばれると、受け入れた医者は患者にまず、「健康保険に入っていますか?これから治療をするには00ドル必要ですがあなたには支払うことができますか?」と尋ねるそうです。そして「そんな高額なお金は払えません。」と答えると支払い可能な分の治療だけを施し、あとは家へ帰されるだけなのです。
オバマ大統領はアメリカにおける皆保険制度の必要性を訴え「オバマプラン」を提案し、制度の実行に向けて進みつつありました。しかし、トランプ大統領は閣僚人事に「オバマプラン」反対派の人物を登用しようとしています。アメリカにおける医療保障は、また暗澹としたものになっていきそうです。
我が国においては、子ども医療費無償化も進んできました。加えて高額医療制度や後期高齢者医療制度など少しずつではありますが負担軽減に向けての制度が充実してきました。しかし、今国会では年金法案の見直しが可決するなど社会保障をめぐる動向には予断が許せません。精神障害者の医療費負担軽減やJR運賃の無料化など、この会が継続していく課題はいろいろあります。
会員の皆様とともに更なる充実を求めていきましょう。


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