2017年04月09日

12月議会一般質問

~ 平成28年12月静岡県議会定例会 ~

質問者: 佐野 愛子 議員
質問日:2016/12/9 2番目
会派名:ふじのくに県民クラブ

1 多様性のある県土ダイバーシティーふじのくにの構築について
(1)障害者差別のないふじのくにづくり
答弁者 : 吉林副知事
質問要旨: 本年4月に障害者差別解消法が施行された。 県条例の制定の進捗状況と、障害のある方に対する差別の解消を推進し、誰にも優しいふじのくにの実現のために、どのような施策を展開していくのか伺う。
答弁内容:差別の解消を推進するための条例を制定し、全ての県民が一体となって障害に対する誤解や偏見を払拭し、障害を理由とする差別のない県民意識を醸成していく。公共交通機関など生活の場のバリアフリー化や、障害のある方に寄り添った配慮など、障害のある方々の視線を大切にした様々な備えをしっかり行い、全ての方々にとって優しく暮らしやすい“ふじのくに”となるよう取り組んでいく。

1 多様性のある県土ダイバーシティーふじのくにの構築について
(2)LGBTへの理解促進
答弁者 : 健康福祉部長
質問要旨: 性的マイノリティーの方々が、学校でも、職場でも、地域でも自分らしく生きていくことができるよう、まず県民の理解を深めることが必要と考える。今後どんな取組をしていくか伺う。
答弁内容: LGBTに関しての正しい説明や国の取組を、県人権啓発センターの機関紙に掲載するなど、広く県民に対して、理解を深め、偏見や差別が生じないように取り組んでいる。、教育現場や公務部署での一層の理解促進を図り、LGBTを含めた人権啓発活動に積極的に取り組み、全ての人の人権が尊重され、多様性を認め合うことができる社会を目指していく。

1 多様性のある県土 ダイバーシティーふじのくにの構築について 
(3)企業のダイバーシティー経営の促進
答弁者 : 経済産業部長
質問要旨 性別、年齢、国籍、障害の有無、キャリア、ライフスタイルなどが異なる、多様な価値観を持った幅広い人材が多様化する顧客ニーズを的確にとらえ、新たな収益機会を取り込むための企画も生まれてくる。県が進めてきた、個々の雇用施策に加え、ダイバーシティー経営を県内企業で推進するべきと考える。県の所見を伺う。
答弁内容:  来年8月に策定する産業人材確保・育成プランでは、長時間労働の改善や、有給休暇の取得促進などの働き方改革を支援する施策を検討するとともに、ダイバーシティー経営の考え方も取り込み、女性や外国人、障害のある方などが自身の持つ能力を最大限に発揮し、誰もがいきいきと働くことができる社会の構築を目指していく。

1 多様性のある県土ダイバーシティーふじのくにの構築について
 (4)若い女性に魅力ある県土づくり
答弁者 : くらし・環境部長
質問要旨: 県では「転出超過」が続いているが、将来子どもを産み育てる若い女性の確保が、人口増加の大きなポイントになっている。
 経済や社会の活性化のため、今こそ、女性の視点や発想を取り入れるなど、女性の力が必要な時期に来ていると考える。
 若い女性を静岡県に惹き付け、女性が輝く魅力ある県づくりについて、所見を伺う。
答弁内容: 「ふじのくに女性活躍応援会議」が中心となり県内で働く女性のネットワーク構築やロールモデルを増やし、多様な働き方を紹介し、女性自身の意識を高め、本県のイメージアップを図っていく。首都圏にはない静岡らしいライフスタイルの提案や、子育て環境の充実、まちの活気やにぎわいを創出することなどにより、本県の魅力の最大化を図り、静岡県で暮らしたいと多くの若い女性が望むように努める。

2 子供たちを豊かに育むための環境づくりについて 
(1)静岡式35人学級の充実
答弁者 : 教育長
質問要旨: 来年4月からは、政令市へ定数給与に係る事務が移管され、定数決定権と税源もあわせて移譲されるが、行政的には分離しても、同じ静岡県としての目標は共有していくべきではないか。
 移譲後の政令市は、これまで通り、少人数教育を推進していくのか。そして、県は移譲後の政令市とどのような連携体制を構築していくのか伺う。
答弁内容:静岡式35人学級編制を充実するために、25人の下限を撤廃し、36人以上学級の解消を検討している。静岡市、浜松市においても、少人数教育を充実するために、それぞれ必要な教員を配置する方向である。更に連携を強化し共通理解を図るとともに、静岡県の子供たちにとって、有益な教育環境の整備に努めていく。

2 子供たちを豊かに育むための環境づくりについて 
(2)未来の学校「夢」プロジェクトの具現化促進
答弁者 : 教育長
質問要旨: 学校現場の多忙化解消には、教職員の意識改革など学校内の改善だけでは進まない。保護者や地域の方々に対して、本事業の理解・協力を得るためにどのような取組をしてくのか、また、人材をどのように活用して困窮を極める学校現場に対応していくのか、教育長に伺う。
答弁内容: 地域や保護者の方々はもちろんのこと、広く県民からも学校現場の多忙な実情と、この取組が教育活動の充実につながることを御理解いただけるよう、プロジェクトの成果を積極的に情報発信していく。スクールカウンセラーや学校支援サポーターなどの外部の専門スタッフの活用状況の分析を行い、教職員に加え地域人材も含めた「チーム学校」による指導体制を強化する。

2 子供たちを豊かに育むための環境づくりについて
(3)教員の資質向上のための新たな制度
答弁者 : 教育長
質問要旨:  教員育成協議会において現場の教職員の意向をしっかりと吸い上げる必要があると考える。
 免許状更新講習の科目と中堅教諭等資質向上研修の科目の整理・合理化が必要と考えるが、見通しをお聞かせいただきたい。
答弁内容: 教員育成協議会には、学校現場の課題や状況を教員育成指標に反映させるため、教育委員会や大学関係者や多様な教育関係者の参画についても検討していく。
 中堅教諭等資質向上研修と免許状更新講習との整理・合理化については、10年経験者研修と免許状更新講習との重複感、あるいは負担感の解消のため、研修実施時期の弾力化等を今後も進めていく。



2 子供たちを豊かに育むための環境づくりについて
(4)「小中学校の児童生徒の静岡茶の愛飲の促進に関する条例」の実効ある取り組    
    み
答弁者 : 知事
質問要旨: この条例は、低迷する静岡茶の将来に明るい光をさしかけるものであると、県内の茶産業関係者が待ち望んでおり大きな期待をもっている。
 小中学生がお茶を愛飲することによって、豊かな感性を育み生涯にわたってお茶を愛することを期待している。学校現場に負担なく、この条例が実効性をもち、県民全体の幸せにつながるための意気込みを伺う。
答弁内容: お茶の効能については、科学的・疫学的に健康効果が解明されている。この条例の制定によりお茶を飲む習慣がつくことで、子供たちが学校生活においてお茶を楽しみ、また、卒業してからも、後は成長してからも、長年にわたって健康維持・増進の効果を期待したいとしている。学校現場、市町及び茶業などの関係者、静岡茶の歴史・文化及び食育に関する有識者等からなる県民会議を設置する。学校現場に負担がないような提供を考慮する。
  



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Posted by 佐野 愛子 at 15:33│Comments(0)議会活動
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